コラム

近年、中東情勢の不安定化や急激な為替変動、そして世界的な部材価格の高騰により、製造業のサプライチェーンはかつてないほどの試練に直面しています。

これまで長年取引のあったサプライヤーからの調達が困難になったり、コストが見合わなくなったりするケースが急増しており、多くの企業が「新たな調達先の開拓」や「代替部材への切り替え」を急ピッチで進めています。しかし、このサプライチェーンの再構築には、決して見過ごしてはならない大きな落とし穴が潜んでいます。

新規調達・代替部材に潜む「品質リスク」

調達先を変更したり、コストを抑えた代替部材を採用したりする際、最も懸念されるのが「品質のブレ」です。スペックシート上は同等の仕様であっても、実際に製造ラインに乗せてみると「歩留まりが悪化した」「完成品の性能が基準を満たさない」といったトラブルが発生することは珍しくありません。

その原因の多くは、部材に含まれる微量な「不純物」「成分のばらつき」にあります。特に海外の新規サプライヤーから調達する場合や、これまでと異なる素材を代替品として使用する場合、検査成績書・SDSだけでは、素材そのものの品質を正確に把握することは困難です。万が一、不純物が混入した部材をそのまま使用してしまえば、大規模な製品回収(リコール)やブランドの信頼失墜といった致命的なダメージに繋がりかねません。

リスクを未然に防ぐ「部材の純度試験」の重要性

このような品質リスクを未然に防ぎ、安心して新しい部材への切り替えを進めるために不可欠なのが「部材の純度試験」です。純度試験を実施することで、以下のようなメリットが得られます。

  1. 見えないリスクの可視化 部材の成分を分子・原子レベルで分析し、スペックシートには記載されていない微量な不純物や有害物質が含まれていないかを正確に把握できます。
  2. サプライヤーの品質評価(オーディット) 新規調達先の品質管理レベルを客観的なデータで評価できるため、継続的な取引が可能かどうかの判断材料となります。
  3. トラブル発生時の迅速な原因究明 万が一製造工程で不具合が発生した場合でも、部材の純度データがあることで、原因が部材にあるのか工程にあるのかの切り分けがスムーズになります。

確かな実績に基づく弊社の純度試験サービス

弊社では、最新の分析機器と熟練の技術を用いた「部材の純度試験」を提供しております。

特に、半導体や電子部品の洗浄、化学工業の原料として欠かせないイソプロピルアルコール(IPA)に関する「JIS K 1522」に基づく純度試験をはじめ、公的規格に準拠した厳密な検査実績を多数有しています。規格に基づいた客観的かつ精度の高いデータを提供することで、お客様が検討されている新規部材が本当に「使える」ものなのか、第三者の視点から正確に評価いたします。

以下のようなお悩みはございませんか?

  • コストダウンのために代替部材を検討しているが、品質に不安がある
  • 海外の新規サプライヤーからサンプルを取り寄せたが、自社の基準を満たしているか確認したい

激動の時代において、安定した生産体制と確かな品質を維持するためのパートナーとして、信頼できる試験データでお客様のサプライチェーン再構築を強力にサポートいたします。


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