PFAS分析(有機フッ素化合物分析)
1.PFAS(有機フッ素化合物)について
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。
PFAS は撥水性、撥油性、耐熱性、平滑性、防汚性などに優れた特性を持つため、コーティング剤、界面活性剤、表面処理剤など様々な用途に使用されてきました。
幅広い用途で使用されているPFASですが、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)など特定のPFASは、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質による環境や人体への影響が懸念され、国内外で規制やリスク管理に関する取り組みが進められています。
環境アシストでは、各種法規制に対応した特定のPFAS(有機フッ素化合物)について分析サービスを提供いたします。
環境省「有機フッ素化合物(PFAS)について」内「よくある質問 Q1 PFASとは何か」の図を引用
2.PFAS規制の国際比較/規制値など
| 項目 | 日本 | EU | 米国 |
|---|---|---|---|
| 主要法令(水質関係) | 水道法、水質汚濁防止法 | 改正EU飲料水指令 | 第一種飲料水規則 SDWA (飲料水法) |
| 主要法令(製品関係) | 化審法 | REACH規則、POPs規則 | 有害物質規制法(TSCA) |
| 対象物質 | PFOS、PFOA、PFHxS | 約1万種類のPFAS(包括規制案) |
6物質(PFOA、PFOS、 PFHxS、PFNA、HFPO-DA、 PFBS)のNPDWR(飲料水規則) を最終決定。 |
| 施行状況 |
・化審法で「第一種特定化学物質」指定、製造・輸入等を原則禁止
・分解されるとPFHxSになる「関連物質(117物質)」についても、2026年6月から製造・輸入・使用が原則禁止
・PFOS・PFOAは水道法に基づく「水質基準」として2026年4月より規制施行
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・すべてのPFASの製造・輸入・使用を原則禁止(予定)
・代替品がない重要な用途(半導体、医療機器、エネルギー関連など)は猶予期間あり
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・2024年4月に6物質の規制を決定。
・2025年5月に規制をPFOA・PFOSに絞り、遵守期限を2031年に延期する方針を発表
・PFHxS、PFNA、GenXなど他の4物質に対する個別の基準や、混合物のハザード指標(Hazard Index)については、撤回して再検討の可能性あり
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| 飲料水基準 |
50 ng/L(PFOS・PFOAの合計量) 2026年4月~ |
500 ng/L(PFAS合計) 100 ng/L(主要な20種類の合計) |
PFOA 4.0 ng/L PFOS 4.0 ng/L PFHxS 10 ng/L PFNA 10 ng/L GenX (HFPO-DA) 10 ng/L |
3.環境アシストのPFAS分析(有機フッ素化合物)の特徴
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❶緊急時の短納期対応可能
国内ラボで分析を行っているため、検体受領後短納期の結果報告も可能な体制です。
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❷幅広い分析対象
製品・飲料水・排水・土壌・産廃・食品など多種多様な素材の分析が可能です。
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❸国際的な規制・規格に対応
国内外の規制動向を背景とする豊富な知見と実績による状況に応じた分析可能です。
4.分析内容
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分析対象:
製品・飲料水・排水・土壌・産廃・食品など
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分析項目:
PFOS/PFOA, PFHxS/PFHxA, PFNA, C9-14 PFCAなど(掲載物質以外にも)
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分析規格:
EN 17681-1 2025、EN 17681-1 2022、JIS K 0450-70-10、H15健水発第1010001号 目標31
令和2年5月28日 環水大水発第2005281号・第2005282号環境省水・大気環境局長通知付表1 -
分析装置:
LC/MS、LC/MS/MS,
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下限値:
0.1ng/L~、0.5µg/kg~、(分析対象による)
5.PEFOS/PFOAの特性
PFOS
| 分子式 | C8HF17SO3 |
| 構造式 | ![]() |
| 写真 | ![]() |
| CAS No. | 1763-23-1 |
| 分子量 | 500.13 |
| 形状 | 白色固体(室温) |
| 融点 | 約90℃ |
| 水溶解度 | 570mg/L |
| 用途 | 泡消火剤、撥水剤、紙の表面処理剤 |
PFOA
| 分子式 | C8HF15O2 |
| 構造式 | ![]() |
| 写真 | ![]() |
| CAS No. | 335-67-1 |
| 分子量 | 414.07 |
| 形状 | 固体〜透明液体(室温) |
| 融点 | 37~50℃ |
| 水溶解度 | >1g/L |
| 用途 | 樹脂改質剤、合成原料 |
6.PFAS(有機フッ素化合物)の簡易分析について
製品中のPFAS(有機フッ素化合物)含有の可能性を簡易的に分析する方法として、フッ素元素の含有量を測定しその含有量の有無で、PFAS(有機フッ素化合物)使用の可能性を間接的に確認する方法があります。
フッ素元素含有量分析は、弊社ハロゲン分析のページをご参照ください。



