塩水噴霧・複合サイクル試験

塩水噴霧試験・塩水複合サイクル試験とは

塩水噴霧試験は、金属材料・塗装・めっき皮膜等を施した製品・部品・試験片に対して、連続して塩水を噴霧させることで、腐食を促進させて製品の耐食性を評価する試験です。塩水複合サイクル試験は、塩水噴霧だけでなく乾燥・湿潤・低温・外気導入などの環境条件を組み合わせ、そのサイクルを繰り返す試験です。実環境を想定した耐食性評価を行えます。当社所有の腐食促進試験機(CYP-90)は、塩水噴霧・塩水複合サイクル両方の試験に対応でき、様々な規格に沿った試験が可能です。

塩水噴霧試験・塩水複合サイクル試験とは

対応試験規格

分野 ISO/IEC ASTM/SAE JIS/JASO 複合サイクル試験機
CYP-90
金属一般 ISO 9227 JIS Z 2371
ASTM B117
ASTM G85
ISO 14993
ISO 16151 JIS G 0594
ISO 16701
ISO 21207
めっき ISO 9227 JIS Z 2371
JIS H 8502
ISO 14993 JIS H 8502
ISO 16151 JIS H 8502
ISO 16701
ASTM B368
ASTM B117
ASTM G85
JIS G 0594
塗料/
塗膜一般
ISO 9227 ASTM B117 JIS K 5600-7-1
ISO 11997-1 JIS K 5600-7-9
ISO 11997-2
JIS K 5621
JIS K 5981
ISO 14993
ISO 16151
ISO 16701
ISO 4623-1
ASTM G85
アルミニウム
陽極酸化被膜
ISO 9227 ASTM B117 JIS K 5600-7-1
ISO 28340 ASTM B368 JIS H 8681-2
自動車 ISO 14993 JASO M 609
SEA J2334 JASO M 610
JIS D 0201
ASTM D6899 JIS D 0202
電気・電子 IEC 60068-2-11 ASTM B117 JIS C 60068-2-11
IEC 60068-2-52 JIS C 60068-2-52
ISO 19453-4

保有試験機性能(スガ試験機株式会社製 複合サイクル試験機 CYP-90)

主な仕様

試験条件 ・塩水噴霧 35℃±1℃ 50℃±1℃ 中性5%塩水 (JIS Z2371を満足する)
試験条件 ・乾燥 20℃~150℃±1℃ 湿度25%±5%rh(60℃において)
・湿潤 50℃~70℃±1℃ 湿度60~95%±5%rh(50℃において)
・塩水浸漬 RT+10℃~60℃±1℃(浸漬液温度)
・外気導入 RT温度(温湿度制御なし)
試験槽内寸法 W960mm×D610mm×H860mm
試料枚数 試験片(150mm×70mm t3.2mm以下)100枚
試験記録 計装内蔵ログデータ
試験規格 JIS K5621 JASO M609/M610 など

試験設備のご紹介(試験機写真)

試験サンプルの投入可能サイズ

(注)試験サンプルサイズの詳細につきましては別途ご相談下さい。

ご依頼について

規格に沿った試験の他、試験経過の観察報告やSEM・顕微鏡(事例)での表面観察など、
お客様のご要望に対し、他の試験との組み合わせについても対応致します。
腐食促進試験についてご相談がありましたら、環境アシストにお問い合わせください。